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バッテリー電圧をモニタできる電源IC
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外付け回路を取り込んで、バッテリーをモニタしたい
IoT市場が拡大する中、センサー、マイコン、通信用IC等を搭載したIoT端末には、バッテリーの長時間駆動や小型化が要求されると同時に、バッテリー電圧を測定できる機能も要求される機会が増えています。
電池電圧モニタ機能追加で、IoT機器の省スペース・長寿命・長時間駆動に貢献
日清紡マイクロデバイスの電池電圧モニタ機能を追加した電源ICは、IoT機器の省スペース・長寿命・長時間駆動に貢献します。
バッテリーモニタ (BM) 端子を電源ICに設けることでIoT機器の部品をへらすことができ、リーク電流も削減できます。また、このリーク電流は電池寿命に大きく影響します。システム全体の消費電流を抑えることによりバッテリーの長寿命・長時間駆動が実現、電池交換による工数も省けます。
モニタする電圧精度も±20mVと高く、バッテリーモニタ機能追加による消費電流の増加は0.1μA以下と非常に小さい値です。
従来品との比較(例:RP124x)
従来品: 外部抵抗で分圧
MCU内蔵のADコンバータの入力(①)が低インピーダンスのため、バッテリー電圧のモニタ入力の分圧抵抗(②)を低インピーダンスにする必要があります。そのため、分圧抵抗のパスで発生するリーク電流(消費電流)が大きくなるため、システム全体の消費電流が大きくなります。 外付け回路や制御信号線が必要なため、実装面積も大きくなります。
- システム全体の消費電流が大きい
- 電圧精度が悪い
- 外付け部品により実装面積が増える
RP124x: バッテリーモニタ機能付き
RP124の内部でバッテリー電圧を分圧し、BM端子から出力します。出力する分圧はバッテリー電圧の1/3または1/4を選択することが可能です。外付け部品も不要なため、実装面積の省スペース化を実現します。
- 電圧の精度が向上
- 低消費電流で長時間駆動可能
- 実装面積の削減に貢献
バッテリーモニタリング活用法
バッテリー電圧(1/3 or 1/4)のバッファー出力をMCU内蔵のADCで計測することで、3段階でのバッテリー残量表示として使用できます。
バッテリーモニタ機能付き 超低消費電流 電源IC
IoTデバイス向けRP124シリーズ
IoTデバイス向け RP124 シリーズ RP124 は、バッテリーモニタ (BM) 出力を備えた低消費電流のボルテージレギュレータ (LDO) です。 バッテリーモニタは、入力電圧 (VIN) を1/3または1/4に分圧して出力する機能を有しておりMCUなどでバッテリー残量監視することができます。バッファ出力するため、MCU内蔵の低電圧A/Dコンバータ (ADC) に直接入力することができます。
バッテリーモニタ機能付き 低消費電流 (0.3µA) LDOレギュレータ