お客様のIoTシステム構築をアシスト
エナジーハーベスト技術を支える電源IC
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IoTシステムの電力確保とエナジーハーベスト技術
IoTシステムにおいて電源の確保は重要です。しかしシステムを設置する環境やIoTデバイスの防水加工・防塵加工などにより、電池交換や充電作業が困難な場合があります。
その際の電源供給方法の一つとして、エナジーハーベスト技術*が用いられます。
*エナジーハーベスト技術:光や振動、熱など周りの環境に存在する希薄なエネルギーを「収穫」(ハーベスト)して電力に変換する技術。環境発電技術とも呼ばれる。

低起電力電源ICで、照度が低い環境下でも効率的に電力の取り出しが可能に
日清紡マイクロデバイスの光や振動等の発電素子向けエナジーハーベスト用降圧DC/DCコンバータはナノワットオーダーの低起電力を実現、ハーベスタの供給電力が小さいIoT機器に最適な蓄電用の電源ICです。
DSSCやOPV*など起電効率を必要とするハーベスタに、当社の低起電力電源ICを環境発電モジュールに組み込むことで、照度が低い環境下においても電力の取り出しが可能となります。
*DSSC:色素増感太陽電池(Dye Sensitized Solar Cell)、OPV:有機薄膜太陽電池(Organic Photovoltaics) の略、エネルギーハーベスティングとして注目されている新しい電池。軽量でさまざまな形に加工しやすい・低コストといったメリットがある一方、起電効率は多結晶シリコン型の太陽電池に比べ劣る。
以下のパラメータを入力することで、起動照度が算出*できますので是非ご利用ください。
※数値は目安となります。
■ 照度(lux)の参考
- 10ルクス程度:月明かり、ろうそく、豆電球をともした室内
- 20~30ルクス程度:うす暗い寝室
- 100~200ルクス程度:照明時の室内
光/振動等の発電素子向け エナジーハーベスト用降圧DC/DCコンバータ
光や振動等の発電素子向けR1800シリーズ
R1800シリーズは、光や振動等の発電素子向け蓄電用降圧DC/DCコンバータです。無負荷時・常温でTyp. 144 nAという超低消費電流で、業界最高レベル*1の起電力720 nWを実現、また出力電流10 µAの軽負荷時の効率90%も実現しています。ハーベスタの能力を生かすための最大電力を制御する機能、及び逆流防止機能の搭載により、発電素子からの電力供給の最適化を図りつつ、ハーベスタからの電力供給が無い場合でも蓄電素子にためた電荷を無駄にしないため、非常に効率のよい電力の取出しが可能です。
*1:2017年12月現在 日清紡マイクロデバイス調べお客様のIoTデバイス (エナジーハーベスト) の電力取出しを低起電力でアシストし続ける当社の電源ICをお選びください。