RIOT-002
特徴
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屋内用太陽電池から二次電池に充電
エナジーハーベスト用 降圧DC/DCコンバータ:R1801 を用いて、屋内用太陽電池から電力を取り出します。最大電力点制御機能により、屋内用太陽電池の発電量が最大になる電圧に設定することが可能なので、ご利用の屋内用太陽電池に合わせた設定が可能です。逆流防止回路を搭載しているため、充電ロスを防ぎます。また、R1801には、最大電力点制御調整機能/ 出力電圧調整機能/ PG機能を搭載しており、以下の特長を有しています。
- 二次電池への充電電圧や、屋内用太陽電池からの発電電力取り出し点の微調が可能。
- 放電された二次電池がある程度充電されてから、各センサーや通信部への給電する設計にして、動作安定度を向上。
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高効率かつ低消費なバッテリーモニター機能
超低消費電流 昇降圧DC/DCコンバータ:RP605 を用いて、MCU・BLE・センサーを動作させるため、スタンバイ・アクティブ動作ともに高効率で動作させることができます。動作電圧範囲が1.8 V ~ 5.5 Vと広範囲であるため、二次電池の電力を有効に使うことができます。
また、蓄電池の電圧モニターは、従来外付け分割抵抗を用いてMCUのADCに入力することで行っていましたが、消費電流が大きくなる課題がありました。そこで、バッテリーモニターアシスト機能付電源IC を用いることで、低消費電流で容易にモニターすることができます。RP605 には、このバッテリーモニターアシスト機能が搭載されています。
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メンテナンスフリーを実現
「RIOT-002」は搭載された二次電池で約1日以上稼働し続けることができます。(フル充電状態、あくまで目安とご理解ください。) また、「RIOT-002」の仕様にあった屋内用太陽電池を接続することで、メンテナンスフリーを実現します。二次電池は、下記よりお選びいただけます。
- RIOT-002A:ニチコン株式会社製SLBシリーズ (0.35 mAh)
- RIOT-002B:株式会社村田製作所製CT04120 (3 mAh)
- RIOT-002C:日本ガイシ株式会社製EnerCera®-ETシリーズ (4 mAh)※
※ EnerCera®は、日本ガイシ株式会社の登録商標です。
日本ガイシ株式会社製EnerCera-ETシリーズ は、EnerCera®専用別ボード (RIoT2 EnerCera® Board) に実装されています。EnerCera-ETシリーズ を選択する場合は、二次電池を搭載していない RIOT-002メインボード (RIoT2 Main Board)と、EnerCera®専用別ボード (RIoT2 EnerCera® Board) を使用します。両ボードの接続方法等については、RIOT-002Cの仕様書をご参照ください。 -
専用アプリからのカスタマイズが可能
「RIOT-002」では専用のアプリから下記のカスタマイズができます。お客様が見たい視点での評価・デモなど、IoTエッジ端末の想定動作を開発検討段階で自由度高く確認実施が可能です。
- 間欠動作間隔の任意設定
- 低消費リアルタイムクロック:R2221 による、稼働曜日や稼働開始・終了時間の任意設定 (例えば、8:00~19:00)

RIOT-002A 環境センサーボード
RIoT2 Main Board /二次電池:ニチコン株式会社製 SLBシリーズ (0.35 mAh)

RIOT-002A

Bottom
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ハードウェア
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ソフトウェア
- v.1.28 (Zip: 17.2 MB) RIoT_Monitor
- v.1.00 (Zip: 30.5 MB) RIoT002_Setting
RIOT-002B 環境センサーボード
RIoT2 Main Board /二次電池:株式会社村田製作所製 CT04120 (3 mAh)

RIOT-002B

Bottom
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ハードウェア
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ソフトウェア
- v.1.28 (Zip: 17.2 MB) RIoT_Monitor
- v.1.00 (Zip: 30.5 MB) RIoT002_Setting
ご注意
株式会社村田製作所製 CT04120 (3 mAh) は、23年5月時点で"生産中止予定"の製品ステータスとなっております。
詳細は、下記URLをご確認ください。
RIOT-002C 環境センサーボード
RIoT2 Main Board /二次電池:実装無し
+ RIoT2 EnerCera® Board /二次電池:日本ガイシ株式会社製EnerCera®-ETシリーズ (4 mAh)
+ RIoT2 EnerCera® Board /二次電池:日本ガイシ株式会社製EnerCera®-ETシリーズ (4 mAh)

RIOT-002C

Side
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ハードウェア
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ソフトウェア
- v.1.28 (Zip: 17.2 MB) RIoT_Monitor
- v.1.00 (Zip: 30.5 MB) RIoT002_Setting
RIoT2 EnerCera® Board
二次電池実装無し-環境センサーボード RIOT-002用 二次電池 EnerCera® 専用ボード

Top

Bottom
二次電池 EnerCera®専用ボード は、二次電池を搭載していない RIOT-002メインボード (RIoT2 Main Board)に接続するボードです。
本ボードには日本ガイシ株式会社製 チップ型セラミックス二次電池 EnerCera® ETシリーズ の ET1210C-H が実装されており、二次電池を実装していない RIOT-002メインボード (RIoT2 Main Board) と接続して使用します。両ボードには、相互接続用のコネクタを実装しているため、簡単に接続が可能です。また両ボードをネジ止めする事も可能です。(※ネジは付属していません。)
本ボードに搭載されている ET1210C-H への充電は、RIOT-002メインボード (RIoT2 Main Board) に接続した太陽電池パネルから行います。尚 CR2032 コイン電池から ET1210C-H に充電可能なオプションボード「RIOT-C02」も準備しており、そのボードと接続して充電することも可能です。(「RIOT-C02」を使った充電方法については、「RIOT-C02」の仕様書をご参照ください。)
RIOT-C02 環境センサーボード RIOT-002用 コイン電池ボード

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コイン電池ボード「RIOT-C02」は、環境センサーボード「RIOT-002」専用のコイン電池ボードです。CR2032 を用いることで、約1年半の稼働が可能です。(あくまで目安とご理解ください)
RIOT-002メインボード (RIoT2 Main Board) に搭載の二次電池、また二次電池 EnerCera®ボード (RIoT2 EnerCera® Board) は、お手元に届いた時点では二次電池に電荷がチャージされておらず、ご利用前に充電が必要です。コイン電池ボード「RIOT-C02」を接続することで二次電池への充電時間を、太陽電池使用時よりも短縮することができます。
コイン電池ボード「RIOT-C02」と、RIOT-002メインボード (RIoT2 Main Board)、また二次電池 EnerCera®ボード (RIoT2 EnerCera® Board) は、相互接続用のコネクタを実装しているため、かんたんに接続可能です。

RIOT-002C + RIOT-C02
コイン電池の挿入方法
コイン電池ボード「RIOT-C02」には、コイン電池を固定するためのツメがあります。コイン電池をはめ込む際は、最初にツメの下にコイン電池を滑り込ませ、そのあとで反対側を上からやさしく押し込んでください。手順通りに行わない場合、ツメが折れる恐れがありますのでご注意ください。

ご利用上の注意
本製品は、当社の電源ICをご利用いただくための参考事例ボードであり、民生用、産業用の最終製品において通常要求される安全性・信頼性・適合性、などが設計・販売・および製造上、考慮されているものではありません。