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低電圧検出タイプのボルテージディテクタICを過電圧検出として使えますか?

ボルテージディテクタ

電源復帰時のリセット解除電圧を過電圧検出電圧として使用することで応用は可能です。
ただし、いくつか注意事項がございますので以下をご参照下さい。

低電圧検出タイプのボルテージディテクタICを過電圧検出として使用する場合の注意事項

  • 電源電圧は一瞬たりとも絶対最大定格を超えないようにご使用ください。ICでは過電圧を検出することはできますが、過電圧状態を直接保護することはできません。絶対最大定格を超える電源電圧が印加される恐れがある場合は、必ず外部で過電圧防止用の保護素子をご使用ください。
  • 過電圧検出時のリセット出力論理がHレベルになります (低電圧検出時Lレベル出力品の場合) リセット解除電圧を過電圧検出として応用しますので、検出電圧 (解除電圧) 以上では出力論理はHレベルとなります。
  • 検出電圧値の精度が悪くなる当社のボルテージディテクタICは低電圧検出用に検出電圧、ヒステリシス電圧の保証をしています。低電圧検出として使用する場合は、高精度保証された検出電圧として使用できますが、過電圧検出として応用する場合は、リセット解除電圧を使用するため、検出電圧×ヒステリシス電圧の複合誤差が生じます。
  • リセット解除時の遅延時間について (遅延回路内蔵製品の場合) 低電圧検出を前提とし、遅延時間はリセット解除時に適用されるよう設計されております。従って、過電圧検出時に遅延時間が発生しますのでご注意願います。

過電圧検出として使用した場合のタイミングチャート (出力電圧:外部電圧プルアップ時)

過電圧検出として使用した場合のタイミングチャート

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