ソフトスタート機能とは
ソフトスタート機能とは
DC/DCスイッチングレギュレータスイッチIC機能
ソフトスタート機能とは、電源IC(LDOレギュレータやDC/DCコンバータ)の起動時の突入電流(インラッシュ電流)を抑制し、オーバーシュートを発生させないようにする機能です。
電源起動時に出力電圧が0Vから設定電圧になる間に、出力コンデンサへの充電電流や接続先ICのバイパスコンデンサへの充電電流または回路電流が流れ、電源ICの入力側に突入電流が発生します。突入電流が大きい場合、入力電圧が降下して不具合を発生させる可能性があります。また、出力電圧が急峻に立ち上がった場合には設定電圧より大きなオーバーシュートが発生し接続先ICが破壊する可能性もあります。
上記のような不具合を防止するために、出力電圧を0Vから設定電圧まで立ち上げる時間(ソフトスタート時間)を設けて、ゆっくり立ち上がるように制御する機能をソフトスタートと呼んでいます。
このソフトスタート時間はIC内部で固定されている製品と、ソフトスタート時間設定端子による外部設定や別項の最大デューティの設定とあわせた外部設定が可能な製品があります。
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ソフトスタートなし
(イメージ図)
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ソフトスタートあり
(イメージ図)
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