出力電圧外部調整とは
LDOリニアレギュレータDC/DCスイッチングレギュレータ使い方
日清紡マイクロデバイスのLDOレギュレータとDC/DCコンバータには出力電圧がIC内部で固定されている内部固定タイプのものと、外部抵抗で設定する外部調整タイプ(可変タイプ)があります。
出力電圧がIC内部固定タイプの製品にはVOUT端子(出力電圧検出端子)が、外部調整タイプの製品にはVFB端子(フィードバック端子)があります。いずれも内部回路により出力電圧を監視して出力電圧を一定に制御するための電圧入力端子です。
外部調整タイプでは出力電圧を決めるための外付けフィードバック抵抗(分圧抵抗)が必要です。内部固定タイプはIC内部に高精度なフィードバック抵抗回路がありますので、外部調整タイプに比べて簡単に高精度な出力電圧を得ることができます。外部調整タイプの出力電圧精度は外付けされるフィードバック抵抗(R1、R2)の比精度に依存します。
外部調整タイプの場合には位相補償やノイズのまわり込みに注意して部品選定をしてください。外部調整タイプにはフィードバック抵抗と並列に位相補償用のコンデンサ(C1)が必要です。容量値はデータシートを参照して推奨値を使用してください。また、フィードバック抵抗(R1、R2)の値が大きいとVFB端子に対するインピーダンスが高くなり、ノイズの影響を受けやすくなります。フィードバック抵抗回路での消費電流を小さくするためには抵抗値を大きくする必要がありますが、大き過ぎるとノイズ影響により出力電圧の変動や回路誤動作の原因となりますので、データシートを参照して設定してください。
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RP505Kxx1A/B
(出力電圧IC内部固定タイプ) -
RP505K001C
(出力電圧外部調整タイプ)
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