サーマルシャットダウン回路とは
サーマルシャットダウン回路とは
LDOリニアレギュレータDC/DCスイッチングレギュレータスイッチICLEDドライバ/コントローラ保護回路
サーマルシャットダウン回路とは、出力端子とグラウンド端子がショートした際など、LDO リニアレギュレータに大きな電流が流れることによって引き起こる過熱を検知して、出力をオフし破壊を防ぐ保護回路です。サーマルシャットダウン機能が動作するジャンクション温度は製品によって異なります。また、弊社の製品はシャットダウン後のICの温度低下により自動復帰します。
例えば、R1150 ではジャンクション温度が150°C以上になるとサーマルシャットダウン保護機能が働き出力をオフします。 また、出力をオフしたことでジャンクション温度が下がり、125°C以下になると保護機能が解除されて再び出力をオンします。 そのため、温度上昇の原因が取り除かれなければサーマルシャットダウン保護機能が動作すると出力がON/OFFを繰り返すことになり、出力電圧がパルス状になるので注意が必要です。
データシートではサーマルシャットダウン保護機能の動作温度と解除の温度を、サーマルシャットダウン検出温度とサーマルシャットダウン解除温度と記載しています。
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R1150 ブロック図
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R1150 (VOUT=5V)
出力電圧 対 ジャンクション温度 -
R1150 温度変化とレギュレータ動作
この保護回路が動作する条件は、絶対最大定格を超えているために動作保証していません。あくまで補助機能です。この保護回路が動作しないような冗長設計をお願いします。この保護回路機能を利用した設計を行わないでください。
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