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タッチレスセンサー「NJL5830R」の検出距離の調整は可能ですか?

光半導体デバイス使い方

  • 可能です。

    図1のVR1で電流値(LEDの光量)を変化させることで、0mmから50mmまで検出距離を調整できます。図1のR1は保護抵抗です。R1を入れておくことで、もしVR1の抵抗値が0ΩになってしまってもLEDへの過電流を防ぐことができます。
    予期せぬLEDの破壊を防ぐためR1は最低10Ω以上の抵抗をつけてください。 またVR1に関しては~200Ωの範囲で使用してください。

  • 推奨接続図

    図1. 推奨接続図

以下注意点ですが、光の吸収率は色によって異なるため、反射率も異なります。 そのため検出距離も検出物の色によって異なります。
たとえば黒色は光を吸収しやすい(反射しにくい)ので、指の検出距離の約半分。白色は光を吸収しにくい(よく反射する)ので指の検出距離の約2倍といった具合です。 

またNJL5830Rには複数のセンサーを隣接させて使用できる「干渉防止機能」を内蔵しています。この機能によって基本的には相互のセンサーが干渉する事はありません。 しかし、検出距離を長距離に設定した場合、反射光が隣のセンサーに入ってしまう可能性があります。 したがって、複数のセンサーを隣接させて使用する場合に限っては短距離設定の20mmを推奨しています。

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