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プレスリリース
2024年10月29日

~ 業界トップクラスの低ドリフト性能 ~
高精度、低消費、入出力フルスイング、高EMC性能
2回路入りオペアンプ「NL6002」発売

日清紡マイクロデバイス株式会社(代表取締役社長:吉岡 圭一)は、高精度、低消費、入出力フルスイング、高EMC性能の2回路入りオペアンプ「NL6002」を本日発売いたします。

精密計測器ではモニタリング、制御、エネルギー効率の最適化のため、さまざまなセンサーが使われています。より精度の高い計測にはセンサーだけではなく、高精度で信頼性の高いオペアンプの存在が不可欠です。
NL6002は、1.6Vからの低電圧動作、低消費電流15µA/ch Typ.でありながら、入力オフセット電圧150µV max. 、オフセット電圧ドリフト0.9µV/°C max. 、高EMC性能を達成した高精度オペアンプです。低電圧動作と低消費電流により、バッテリー駆動のセンサーにも適しています。NL6002は高精度なセンサーと組み合わせることで、お客様の製品の性能と信頼性を向上させます。

製品名 NL6002AF/NL6002AN
サンプル単価
(1000個購入時の参考価格/税込)
220円
サンプル受注開始 2024年 10月 29日
月産規模 50万個
  • 2024年10月現在の消費税率に基づいて金額を表示しています

特⾧

1. リニア動作の低ドリフト技術により、幅広い温度範囲で誤差少なく増幅が可能

NL6002はXtended trimming という、独自のトリミング技術を採用し、低オフセット、低ドリフト特性を実現しています。この技術により従来のトリミング方式では難しかった0.9µV/°C max. というドリフト性能を達成し、リニア動作のオペアンプで業界トップクラス(※1)の低ドリフト性能を誇り、幅広い温度範囲で誤差少なく増幅が可能です。
グラフ①は従来トリミングとXtended trimmingの温度ドリフトの比較になります。

※1 10月29日 日清紡マイクロデバイス調べ

【グラフ①:従来トリミングとXtended trimmingの比較】

従来トリミングとXtended trimmingの比較

2. 低電圧動作(1.6V~)で入出力Rail-to-Rail

NL6002は低電圧動作かつ低消費電流のため、バッテリー動作の各種センサー向けアプリケーションに最適な特性を備えています。また、入出力Rail-to-Railであることからバッテリー動作時で電源電圧が限られている場合でも、入力信号を効率的に処理できるため、システム設計の柔軟性を高め、さまざまなアプリケーションに対応することができます。

【グラフ②:従来品比較】

従来品比較

3. 高EMC性能で開発時の手戻りリスク低減、アプリケーションの安定動作に貢献

電磁ノイズは電子部品の動作に悪影響を及ぼし、電子部品の誤動作や故障の原因となります。またノイズ耐性評価で問題が発生すれば、原因解析から始まり、設計変更、さらに搭載部品の選定段階まで手戻りが発生します。
NL6002の高EMC性能は、手戻りリスクの低減、アプリケーションの安定動作に貢献し、産業機器センサーや、工場等での過酷な環境でも安心してお使いいただけます。

【グラフ③:実測値比較】

実測値比較

製品写真

NL6002製品写真

NL6002 (EMP-8-AN)(VSP-8-AF)

主な仕様 (詳細はデータシートご参照下さい)

(V+ = 3.3V, V = 0V, 標準値)

  • 低入力オフセット電圧 150µV max.
  • 低入力オフセット電圧ドリフト 0.9μV/°C max.
  • 電源電圧 1.6V to 5.5V
  • 入出力フルスイング
  • EMI フィルタ内蔵 EMIRR = 96dB at f = 1.8GHz
  • 低消費電流 15μA/ch
  • 低入力バイアス電流 1pA
  • CMOS プロセス
  • 動作温度 -40°C to 125°C
  • パッケージ VSP-8-AF, EMP-8-AN, DFN3030-8-GF(開発中)

想定アプリケーション

  • バッテリー動作機器
  • 各種センサーアンプ:歪ゲージ、サーモパイル、流量センサー 等
  • フォトダイオードアンプ

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    営業本部 営業統括部 プロモーション推進課

このページに掲載されている内容は発表時のものです。既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。