~業界最高レベルの低消費電流を実現~
GNSS用低消費、広帯域LNA 「NT1195」サンプル配布開始
日清紡マイクロデバイス株式会社 (代表取締役社長:吉岡 圭一) は、業界最高レベル※1の低消費電流を実現したGNSS用低消費、広帯域LNA (ローノイズアンプ) 「NT1195」のサンプル配布を2024年4月23日より開始いたします。
地球規模で起きている環境問題には解決しなくてはならない多くの課題があります。その中でも消費電力の抑制は一つの大きなテーマです。日清紡マイクロデバイスは低消費電流製品の開発に注力し、持続可能な社会の実現に貢献します。
サンプル配布を開始する「NT1195」は、GNSS全帯域 (1164MHz~1610MHz) において業界最高レベルである1.9mAの低消費電流を実現し、さらに低NF及び高利得特性も実現しています。
また、1.1x0.7mmの小型パッケージに搭載。スマートウォッチ、ヘルスバンドのようなウェアラブル機器等の小型で低消費電流を必要とするアプリケーションに最適な製品です。
- ※12024年4月23日 日清紡マイクロデバイス調べ
製品名 | NT1195FAAE2S |
サンプル単価 (1000個購入時の参考価格/税込※) | 99円 |
サンプル配布開始 | 2024年 4月 23日 |
月産規模 | 100万個 |
- ※2024年4月現在の消費税率に基づいて金額を表示しています
特⾧
1. 低消費電流かつ低NF、高利得特性の実現
長年培ってきた当社独自の技術により、1.9mAの超低消費電流で0.7dBの低NF及び18dBの高利得特性を実現しました。
当社従来製品のLNAと比べて、消費電流は60%以上削減し、本製品を搭載するウェアラブル機器など低消費電流を要求する端末のバッテリー駆動時間の延長が可能です。また、低NF及び高利得特性により端末の受信感度の向上に貢献します。
2. GNSSマルチバンド対応及び小型パッケージへの搭載
本製品はGNSSマルチバンド対応LNAとして、GNSS 全帯域 (1164MHz~1610MHz) での低NF及びフラットな高利得特性を同一の外部回路で、実現しています。搭載する端末の構成要求に合わせて、本製品で柔軟に対応可能です。(下記ブロック図1,図2を参照)
また、本製品のみでGNSS全帯域への対応が可能な為、採用部品点数の削減、実装面積の縮小に貢献します。
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図1 -
図2
製品写真
主な仕様 (詳細はデータシートをご参照ください)
項目 | NT1195FAAE2S |
パッケージ | 0.7 x 1.1 x 0.37 mm |
電源電圧 | 1.5 V ~ 3.7 V (1.8 V typ.) |
動作電流 (消費電流) | 1.9 mA Typ. |
対応周波数 | 1164 MHz ~ 1610 MHz |
小信号利得 (Gain) | 17.5 dB Typ. @L1バンド 18.0 dB Typ. @L2/L5/L6バンド |
雑音指数 (NF) | 0.75 dB Typ. @L1バンド 0.70 dB Typ. @L2/L5/L6バンド |
想定アプリケーション
- スマートウォッチなどのウェアラブル機器
- GNSSモジュール
- 各種トラッキング機器
- モバイル端末
- ドローン
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