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ニュースリリース

IoT機器向け電源IC「RP124シリーズ」を発売
バッテリーモニタ機能付き 超低消費電流ボルテージレギュレータ

2018年7月3日
リコー電子デバイス株式会社

リコー電子デバイス株式会社 (代表取締役社長:田路 悟) は、IoT機器向け超低消費電流ボルテージレギュレータにバッテリーモニタ機能を追加した「RP124シリーズ」を発売します。

RP124
RP124 シリーズ (左からSOT-23-5、DFN1212-6)

IoT市場が拡大する中、センサー、マイコン、通信用IC等を搭載したIoT端末には、バッテリーの長時間駆動や小型化が要求されると同時に、バッテリー電圧を測定できる機能も要求される機会が増えています。

RP124 シリーズはバッテリー電圧をモニタできる端子を設けることにより、バッテリー電圧測定のための外付け部品の削減、リーク電流の削減を図ることができ、IoT 機器の省面積化、低消費電流化を可能にします。 (モニタできる電圧はバッテリー電圧の1/3もしくは1/4で選択可能)

またRP124シリーズは、入力電圧1.7 V ~ 5.5 V、無負荷時の消費電流 Typ. 0.3 µA (LDO部:0.2 µA、バッテリーモニタ部:0.1 µA) を実現しており、電池の長寿命化に貢献します。
出力電流は100 mA*1、出力電圧は1.2 V ~ 3.6 Vにおいて0.1 Vステップで選択でき、出力電圧精度±0.8%となっています。

パッケージはDFN1212-6の小型パッケージで高密度実装を可能にします。またSOT-23-5のパッケージも用意しており、幅広い用途に対応しています。

*1: 出力電流は、指定条件における参考値です。条件や外付け部品に依存します。

製品名 RP124シリーズ
サンプル価格 150円 (RP124の1,000個購入時の参考価格)
サンプル受注開始日 2018年07⽉03⽇
パッケージ DFN1212-6 (1.20×1.20×0.40* mm) *: maximum dimension
SOT-23-5 (2.90×2.80×1.10 mm)
月産規模 200万個

※このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。

新製品RP124 シリーズの主な特長

1. バッテリーモニタ機能

従来は外付け抵抗で抵抗分圧する必要がありましたが、RP124では外付抵抗が不要になり、入出力コンデンサ含め、コンデンサ3つで構成可能となります。

RP124基本回路例

RP124シリーズの基本回路例

2. 低消費電流

無負荷時の消費電流 Typ. 0.3 µA (LDO部:0.2 µA、バッテリーモニタ部:0.1 µA) を実現し、IoT機器の⻑時間駆動に貢献します。

3. 小型パッケージ、省実装面積

⼩型パッケージDFN1212-6 (1.20×1.20×0.40 mm) の採⽤により、実装エリアを省スペース化し、システムの⼩型化を実現します。またSOT-23-5 (2.90×2.80×1.10 mm) パッケージも⽤意しており、幅広い⽤途に対応しています。

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リコー電子デバイスはCMOSアナログ技術を強みに、今後もIoT機器に低消費・低ノイズ・小型の半導体製品を提供し、お客様の競争⼒強化をサポートしてまいります。


| リコー電子デバイスについて |

リコーの半導体事業は1981年に株式会社リコーの一部門としてスタートし、外販も含めて30年以上に渡り事業展開を行ってきましたが、変化の激しい半導体業界で迅速な経営判断を行うために、2014年10月よりリコー電子デバイス株式会社として再スタートし、さらに2018年3月より日清紡ホールディングスの一員として更なる成長を目指しております。

当社は半導体デバイスの企画から開発・生産・販売・品質保証まで一貫した機能を保有し、CMOSアナログ技術をコアとして、携帯機器や車載・産機市場向けの小型・低消費電力・高耐圧・大電流の電源ICや小型で高精度なLi電池保護ICなどを提供し、お客様製品の付加価値向上に貢献しています。

このページの内容は発表時のものです。
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