4K・8K衛星放送対応 テレビチューナー向け 広帯域LNA (ローノイズアンプ)
4K・8K衛星放送対応 テレビチューナー向け 広帯域LNA (ローノイズアンプ)
NJG1188KG1は、従来のBS・CS衛星放送の帯域950MHz~2GHzと、4K・8K衛星放送(高度BS・CS)の帯域2GHz~3.2GHzの全帯域に対応可能な、業界初※1となる広帯域LNAです。
※1 日清紡マイクロデバイス調べ 2023年8月時点
本製品は、950MHz~3.2GHzの広帯域で、低歪、高利得特性を実現することにより、搭載するテレビ、テレビチューナーなどの受信感度の向上に貢献します。
また、従来のBS・CS帯域と高度BS・CSの帯域にそれぞれ対応するLNAの2個使いから、NJG1188KG1を1個で対応する事が可能となり、部品点数の削減、回路設計の簡素化、実装面積縮小にも貢献します。
特⾧
1. 広帯域で高利得・低歪特性の実現
これまでの回路では、従来の衛星放送の帯域 950~2150MHzと、高度BS・CS衛星放送の帯域 2150~3224MHzを、それぞれの帯域に対応したLNAで受信していましたが、NJG1188KG1は 950~3224MHzの全帯域に対応する事が可能です。
一般的に広帯域化により損なわれてしまう利得特性及び歪特性を、自社技術により、広帯域で高利得特性 (Gain) 及び低歪特性 (IIP3) の両立を実現し、受信感度の向上に貢献します。
2. 部品点数削減
950~3224MHzの全帯域に対応している為、本製品一つで受信することができます。
従来回路構成と比較してDiplexerとLNA1個を減らせるので、部品点数の削減、回路設計の簡素化、 実装面積縮小に貢献します。
主な仕様 (詳細はデータシートをご参照ください)
項目 | NJG1188KG1 |
パッケージサイズ | 1.6 x 1.6 x 0.397 mm |
動作電圧 (VDD) | 3.3 V Typ. (3.0 V ~ 5.5 V) |
動作電流 (IDD) | 40 mA Typ. @ VDD=3.3V |
対応周波数 | 950 MHz ~ 3224 MHz |
小信号利得 (Gain) | 16.0 dB Typ. |
雑音指数 (NF) | 2.5 dB Typ. |
入力3次インターセプトポイント (IIP3) | ±15.0 dBm Typ. |
月産規模 | 300 万個 |