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日清紡マイクロデバイスの2セルリチウムイオン保護IC、R5464シリーズに備わっているアラーム機能とはどのようなものですか?

リチウムイオン電池用保護IC機能

日本の法規「電気用品安全法」(以後、電安法と記述します) で定められた基準を満たすために導入した機能です。
一定電圧を超えた場合に、アラーム端子から信号を出力する機能で常温と高温 (概ね45°C以上) でアラーム検出電圧を切り替えます。従来のリチウム保護ICに備わっている過充電検出電圧より低い電圧に設定し、その電圧を超えた場合にシステム側に過充電アラームを知らせることを目的とした機能です。

電安法が定める特定の高容量リチウムイオン電池において、過充電の2重保護が求められています。
1セルリチウムイオン電池においては、充電器が1st保護でリチウム保護ICが2nd保護の役割を果たせますが、2セル以上の多セルでは、充電器は多セルトータルの電圧しかモニタできず、過充電保護の機能を持ちません。そのため、2セル以上の多セルでは、2重保護を行う必要があります。

アラーム機能を有するR5464シリーズは一つのICでそれぞれの電圧を2段階の高電圧を検出することが可能となります。

アラーム信号出力例

  • アラーム信号出力例1

  • アラーム信号出力例2

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