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DC/DCスイッチングレギュレータのヒカップ保護とは何ですか?ラッチ保護とヒカップ保護はどのように使い分けますか?

DC/DCスイッチングレギュレータ保護回路

出力過電流や出力端子ショートなどで保護動作となる閾値を超え、その状態が一定期間継続した場合に出力をOFFします。その後、ヒカップ保護の場合はソフトスタート動作で自動的に出力をONし、保護動作となった原因が解消されていればそのまま動作します。しかし、保護動作となった原因が解消されていない場合は再び出力をOFFします。その繰り返しがまるでヒカップ (しゃっくり) のような動作であることからこのように呼ばれています。

一方ラッチ保護は、自動的に復帰せずに電源電圧の再印加 (電源=OFF→ON) やシステム上のホスト等から再起動の命令 (Enable=OFF→ON) がない限り出力をOFFしたままにする保護の方式です。

使い分けとしては、電源電圧再印加や再起動命令を出すことができないシステムの場合、一定時間後に自動的に復帰するヒカップ保護を選択します。一方ラッチ保護の場合はより安全性を重視し、システム上で再起動信号を出すか、電源電圧再印加がない限りは出力をOFFしたままにしなければならない場合に選択します。

ヒカップ保護のタイミングチャートの一例(R1224Nの例)
EXT: スイッチング素子 (PMOS FET) を駆動するゲート信号

ヒカップ保護のタイミングチャートの一例

異常を検知した後出力をOFFし、一定期間後にソフトスタート動作で再起動するが、異常状態が解除されないと再び出力をOFFします。

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