シャットダウン電流(1)と自己消費電流(2)の違いを教えて下さい。また、スタンバイ状態ではLDOの出力電圧は何Vですか?
シャットダウン電流(1)と自己消費電流(2)の違いを教えて下さい。また、スタンバイ状態ではLDOの出力電圧は何Vですか?
LDOリニアレギュレータDC/DCスイッチングレギュレータ使い方
自己消費電流(2)はデバイスがその性能を実現するために必要な動作電流です。他のデバイスに供給する電流や他のデバイスを駆動するための電流は含みません。
LDOリニアレギュレータ において、自己消費電流は出力ON時にIC自身が消費する電流です。入力電流から出力電流を引いた電流であり、下図での制御回路部分に流れる電流に相当します。
図1. 自己消費電流
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LDOリニアレギュレータ は、一般的に出力をON/OFF制御する入力端子(図2 CE 端子) をもっています。CE端子を制御して出力がOFFしているときの入力電流をシャットダウン電流(1)と定義しています。
出力がOFFなのでその時の出力電圧は、最終的には0Vに近くなります。OFF時出力ディスチャージ機能がある電源ICの場合はディスチャージ用のトランジスタでGNDにプルダウンされるほか、負荷によってディスチャージされます。OFF時出力ディスチャージ機能が無い電源ICの場合はLDO内部の高抵抗でGNDにプルダウンされるほか、負荷によってディスチャージされます。
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図2. RP109シリーズ 回路ブロック図
- (1)製品によっては、「スタンバイ電流」「OFF時無効電流」と定義しています。
- (2)製品によっては、「消費電流」「無負荷時無効電流」と定義しています。
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