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時計誤差補正回路とは

リアルタイムクロック機能

  • 時計誤差補正回路は、通常32,768パルスで1秒とするところを20秒、または、1分に一度、32,644~32,892パルスで1秒にすることで、最大±189 ppm (詳細モードで±63 ppm) までの時計の進み遅れを調整できる回路です。

    リアルタイムクロックに用いられる音叉型水晶振動子は極めて安定した固有振動周波数で発振しますが、実際には外部に付加される基板の容量などで微妙に周波数が変わります。 そのため一般には、量産に使用する基板を用いて、外付けに付加するCG/CDなどの容量を決めるマッチング評価が必要になります。

  • 時計誤差補正

    • *)20秒または1分に1回、時計誤差補正を行います。 (注:R2025/R2045 の時計誤差補正は20秒に1回です。)
  • 時計誤差補正回路を用いると、このCG/CDでの調整の代わりに、レジスタの設定で時計の進み遅れを調整できるため、マッチング評価が容易になります。 

    また、音叉型水晶振動子は周波数温度偏差を持っており、通常は25°Cを頂点とした放物線を描きます。時計誤差補正機能を用いれば、外部温度センサの情報によりこの偏差を補正することも出来ます。

  • 補正前

    補正前

  • 補正後

    補正後

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