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ダイオード整流と同期整流の違いは?

DC/DCスイッチングレギュレータ

当社のDC/DCコンバータにはダイオード整流型 (非同期整流型) と同期整流型の2つの方式があります。
ローサイド側のスイッチにショットキーダイオードを使用するのがダイオード整流型でMOSトランジスタ (MOSFET) を使用するのが同期整流型です。

ハイサイド/ローサイドMOSトランジスタはDC/DCコンバータに内蔵されていることが多く、当社のほとんどの同期整流型DC/DCコンバータでも内蔵されています。ダイオード整流型も同様にハイサイドMOSトランジスタがほとんどの製品で内蔵されています。(例外としては、ローサイド外付けのR1242 シリーズ、ハイサイド/ローサイド外付けのR1272 シリーズなどがあります。)

  • R1240 (ダイオード整流型)

    R1240 (ダイオード整流型)

  • RP500 (同期整流型)

    RP500 (同期整流型)

ダイオード整流型のR1240 シリーズは、ICに内蔵されたハイサイド側のスイッチをオン/オフ制御することで出力電圧を制御します。ダイオードにはVFの小さいショットキーバリアダイオードを使用します。
同期整流型のRP500 シリーズでは、ハイサイド側とローサイド側の2つのスイッチを制御することが必要です。基本動作はダイオード整流と同じですが、電流に依存したVFによる損失があるダイオードの替わりにMOSトランジスタを使用することで、ローサイド側スイッチの損失を抑えることができます。複雑な回路にはなりますが、2つのスイッチをオン/オフするタイミングも自由に制御可能です。また、貫通電流が流れないように、2つのスイッチが同時にオンされない制御回路になっています。

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