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ニュースリリース

業界トップクラス 超高精度 充電・放電過電流保護 / 超高精度 過充電電圧保護 1セルリチウムイオン電池向け保護IC「R5617 シリーズ」発売
~ スマートフォン・ウェアラブル機器に最適 ~

2021年11月25日
リコー電子デバイス株式会社

リコー電子デバイス株式会社 (代表取締役社長:田路 悟) は、1セル リチウムイオン電池向けの保護IC「R5617 シリーズ」をリリースします。

昨今、リチウムイオン電池はスマートフォンやウェアラブル機器など様々な製品に使用されています。特に、技術の進化によりスマートフォン向けリチウムイオン電池は大容量化、急速充電の普及に伴い充電電流を大きくしたいという声や、充電終止電圧を高くしたいという要求が高まってきていますが、それにあわせてリチウムイオン電池の安全性の確保も課題となっております。一方、ウェアラブル機器向けリチウムイオン電池では、小容量電池を使用しているため、比較的小さな電流帯で過電流を検出し、保護する必要があります。

「R5617 シリーズ」は、進化したリチウムイオン電池の性能を最大限に引き出し、さらに安全性を向上することができる製品です。

  • 過充電の検出機能については、±10mVの精度を実現し、業界トップクラスの精度を誇ります。これにより、過充電に対する安全性を確保しながら、バッテリーの容量を最大限に引き出すことが出来ます。
  • 放電/充電過電流の検出電圧については、±0.75mVと、こちらも業界トップクラスの超高精度を誇ります。
  • 小容量電池を使用する場合、比較的小さな電流帯で過電流を検出するため、従来の保護ICでは、比較的大きなセンス抵抗値を使用する必要があったため、電池パック全体のインピーダンスを上げる原因となっていました。「R5617 シリーズ」は過電流センス端子電圧の設定値を3mVまで下げることが可能なので、上記の課題の解決につながります。
  • リチウムイオン保護ICの自己消費電流は、それだけで電池消耗の原因となりますが、「R5617 シリーズ」の自己消費電流は通常モードでわずか“2μA”と、自己消費電流を最小限に抑えました。これにより、電池残量を極力消耗させることなく安心してお使いいただけます。

パッケージは裏面実装のDFN1814-6Bパッケージと、超小型のWLCSPパッケージ (開発中) の2種類を準備しております。お使いの用途に合わせて最適な製品をご提案させていただきます。

RP120
R5617 シリーズ (DFN1814-6B)

製品名 R5617 シリーズ
サンプル価格 110円 (税込) 1,000個購入時の参考価格
サンプル受注開始日 2021年 11月 25日 (DFN1814-6B)
パッケージ DFN1814-6B 1.4 x 1.8 (mm)
WLCSP-6 1.10 x 0.88 (mm) *開発中
月産規模 1000万個

| リコー電子デバイスについて |

リコーの半導体事業は1981年に株式会社リコーの一部門としてスタートし、外販も含めて30年以上に亘り事業展開を行ってきましたが、変化の激しい半導体業界で迅速な経営判断を行うために、2014年10月よりリコー電子デバイス株式会社として再スタートし、さらに2018年3月より日清紡ホールディングスの一員として更なる成長を目指しております。2022年1月からは同じグループ内の新日本無線と統合し、日清紡マイクロデバイス株式会社としてスタートします。

当社は半導体デバイスの企画から開発・生産・販売・品質保証まで一貫した機能を保有し、CMOSアナログ技術をコアとして、携帯機器や車載・産機市場向けの小型・低消費電力・高耐圧・大電流の電源ICや小型で高精度なLi電池保護ICなどを提供し、お客様製品の付加価値向上に貢献しています。

このページの内容は発表時のものです。
既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。

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