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オペアンプを使ってオーディオ回路を構成しようと思っていますが、ローノイズ化のツボを教えてください。

オペアンプ

まず、信号源抵抗を低くして熱雑音の影響を避けることですが、単に前の段の出力抵抗を下げるという意味ではなく、入力端子に繋がるすべての抵抗値を下げる必要があります。 よって帰還回路の抵抗値も下げる必要があります。 各部のインピーダンスを下げることで外来ノイズの影響も受けにくくなります。
1kΩの抵抗が発生する熱雑音は、常温で4nV/√Hz程度になりますので、入力に直列に入った場合、NJM5532クラスのオペアンプでは、実力を半減させてしまいます。

一般にローノイズのバイポーラトランジスタ入力オペアンプは、バイアス電流も大きくベース電流の平方根に比例した電流ノイズを発生します。

入力換算雑音電流とオペアンプからみた信号源抵抗との積が、入力換算雑音電圧に加わります。信号源抵抗が小さくできない場合、入力バイアス電流の小さなJ-FET入力のオペアンプ(NJM072B、NJM2082)などがそれより入力換算雑音電圧の小さなバイポーラトランジスタ入力のオペアンプより有利な場合があります。

実装面ではグランドは一点アースを基本とし、ノイズ源となる電流パスと信号パスが共通インピーダンスを持たないようにします。他、電源回路をローノイズ化するなど実装に関する基本的な注意事項があまたありますが、ここでの説明の範囲を超えますので詳細は専門書を参考にして下さい。

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