電源電圧変動除去比(SVR)

1.電源電圧変動除去比SVRの定義
オペアンプの機能は、入力信号による入力端子間の電位差によってのみ出力を変化させることです。しかし、実際のオペアンプは電源電圧の変動により入力オフセット電圧が変動し、出力が変化します。電源電圧変動除去比SVRは電源電圧の変動量と入力オフセット電圧の変動量の比で表されます。尚、スペックはDCの値です。

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図1 電源電圧変動の影響

2.SVRを用いた出力変化量の求め方
実応用回路では、入力オフセットではなく出力変化量が重要です。出力変化量ΔVOは、SVRと電源電圧変動量により式(2)で求める事が出来ます。図2の回路例では、ΔVOは約100mVとなります。

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図2 電源電圧変動による出力変動

3.SVRの周波数特性
オペアンプ、あるいは他の回路ブロックの電流が変化すると、電源回路の出力抵抗、電源配線の寄生抵抗により、高調波のノイズがオペアンプの電源に重畳されます。バイパスコンデンサによりそのノイズレベルは低減されますが、ゼロにはなりません。SVRのDC特性だけでなく、AC特性の考慮が必要となるケースがあります。