ニュースリリース
車載電装機器向け電源IC「R1525シリーズ」を発売
高イミュニティ&超低消費 42V入力 200mA ボルテージレギュレータ
2018年9月11日
リコー電子デバイス株式会社
リコー電子デバイス株式会社 (代表取締役社長:田路 悟) は、車載電装機器向け超低消費電流ボルテージレギュレータに高いイミュニティ特性を持たせた「R1525 シリーズ」を発売します。
V2Xやミリ波レーダー等さまざまな通信機器の搭載が進む自動車において、電装機器のノイズ耐性はますます重要な特性となり、機器のEMC試験の規格もより厳しくなってきています。また、搭載される電装機器の増加と共に個々の機器の消費電流の低減がより重要度を増しています。
R1525 シリーズは、特許出願中の設計技術により電磁ノイズ性を考慮されており、出力電圧の安定化を実現し、機器の誤動作を防止します。
またR1525 シリーズは、入力電圧3.5 V ~ 42 Vのため、カーバッテリー等の高電圧から直接動作することが可能であり、無負荷時の消費電流 Typ. 2.2 µAを実現していることから、機器の低消費電流化に貢献します。
パッケージはSOT-23-5、SOT-89-5、HSOP-6J、HSOP-8Eと幅広くラインアップしており実装面積と熱設計の要求に応じて柔軟に対応することが可能です。
さらに、車載電装機器向け (K品、A品) だけでなく、産業機器向け (Y品) や民生機器向けもラインアップしており幅広いアプリケーションでお使いいただけます。
R1525 シリーズ (左からSOT-23-5、SOT-89-5、HSOP-6J、HSOP-8E)
製品名 | R1525シリーズ |
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サンプル価格 | 300円 (1,000個購入時の参考価格) |
サンプル受注開始日 | 2018年9月11日 |
月産規模 | 200万個 |
※このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
新製品R1525 シリーズの電磁ノイズ耐性
IoT化の進展とともにさまざまな機器が通信を行うようになり、それらの電磁波の影響で誤動作を起こさないことが、車載電装機器には求められています。
業界トップクラスのノイズ耐性
R1525 シリーズは、革新的な回路設計により出力電圧を安定化させ、高周波域までほとんど電圧が変動しないノイズ耐性を実現しました。これは競合他社製品と比較してもトップクラスの性能です。
新製品R1525 シリーズの品質グレード
品質区分 | 用途 | 動作温度範囲 | 検査温度 | ||
低温 | 25°C | 高温 | |||
車載, K品 | 車載一般装備品 (ボディー系) | −40°C ~ 125°C | ![]() | ![]() | ![]() |
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車載, A品 | 車載アクセサリー系 | −40°C ~ 125°C | ![]() | ![]() | |
Y品 | 産業機器 | −50°C ~ 125°C | ![]() | ![]() | |
民生品 | 民生品 | −40°C ~ 105°C | ![]() |
新製品R1525 シリーズの仕様
このニュースリリースの詳細 (PDF)
リコー電子デバイスはCMOSアナログ技術を強みに、今後も車載電装機器に低消費・低ノイズ・小型の半導体製品を提供し、お客様の競争力強化をサポートしてまいります。
| リコー電子デバイスについて |
リコーの半導体事業は1981年に株式会社リコーの一部門としてスタートし、外販も含めて30年以上に渡り事業展開を行ってきましたが、変化の激しい半導体業界で迅速な経営判断を行うために、2014年10月よりリコー電子デバイス株式会社として再スタートし、さらに2018年3月より日清紡ホールディングスの一員として更なる成長を目指しております。
当社は半導体デバイスの企画から開発・生産・販売・品質保証まで一貫した機能を保有し、CMOSアナログ技術をコアとして、携帯機器や車載・産機市場向けの小型・低消費電力・高耐圧・大電流の電源ICや小型で高精度なLi電池保護ICなどを提供し、お客様製品の付加価値向上に貢献しています。
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