• X(Twitter)
  • YouTube
  • Linkedin
  • ニュースレター登録

リセットICの出力の種類は?

ボルテージディテクタ

Nch.オープンドレイン出力とCMOS出力

リセットICの出力にはNchオープンドレインとCMOSの2種類があります。リセットICの電源とリセット信号を受けるMPUの電源が同じであるか、別系統の電源かによって、この2種類から適切な出力形態を選択してください。
リセットICとMPUが同じ電源系である場合にはCMOS出力が使用できます。しかし、別電源系である場合にはNchオープンドレイン出力を使用してください。その際には出力端子をMPUのI/O電源にプルアップすることで、MPUに最適な入力電圧になります。

  • CMOS出力で接続

    CMOS出力で接続

  • Nch.オープンドレイン出力で接続

    Nch.オープンドレイン出力で接続

SENSE端子分離型

リセットICには、ICが動作するための電源 (VDD端子) と電圧を監視するための入力 (SENSE端子) を1端子で行っている製品と、それぞれ別にしているSENSE端子分離型の2つのタイプがあります。
SENSE端子分離型は、VDD端子に動作電源電圧が供給されていればSENSE端子の入力電圧が低くても出力が不定になることが無いため、低い電圧を監視する回路に適しています。

リセット反転品 ("H"リセット品)

通常のリセットICは、監視する電圧が検出電圧値を下回った場合に、"L"レベルを出力します。それに対してリセット反転品は、"H (Hi-Z)" レベルを出力します。

VDD端子に動作電源供給と監視機能の両方の機能のある製品では、VDD端子への入力電圧が最低動作電源電圧以下の場合、リセットICが正常に動作しないため、リセット信号の出力が不定となってしまいます。出力がNchオープンドレインタイプかつ反転品 ("H"リセット品) であれば不定状態にならず、機器の制約などによりSENSE端子分離型が使用できない場合でも、安定した出力が必要な回路に使用することができます。

R3111

お困りごとが解決しない場合