新製品ニュース
2020年04月09日(令和2年)
高性能オーディオボリューム NJU72315 / NJU72322 量産開始
新日本無線株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:森田 謙一)は、高性能オーディオボリューム「NJU72315 / NJU72322」の量産を開始しました。
概要
NJU72315 / NJU72322は、高性能なオーディオボリュームです。
外部アンプを接続して使用するボリューム構成であり、自由度の高い設計が可能です。
NJU72315は、ポータブルオーディオ機器向けに最適な小型パッケージを採用し、低電圧動作、超低雑音、超低歪特性を実現しています。
NJU72322は、MUSESシリーズの開発コンセプトを踏襲しながら、より生産性を向上した製品です。
NJU72315 / NJU72322は、高性能、高音質を追及する高級オーディオ機器、プロ用オーディオ機器、ポータブルオーディオ機器に最適です。
特長
- 高性能
- NJU72315
- - 低電圧動作 アナログ ±3.0 to ±5.5V、デジタル +1.6 to +3.6V
- - 低雑音/低歪率※1
- - 超低雑音化によるSNR 130dBを実現
- - ゼロクロス検出回路※2、ソフトステップ回路※3 を組み合わせた、ボリューム切り換えノイズの低減
- - 小型パッケージ WCSP16 (1.9mm x 1.9mm x 0.41mm)
- NJU72322
- - 最大±18Vの動作電圧により高ダイナミックレンジを実現
- - 0.5dBステップの調整が可能
- - 低雑音/低歪率※1
- NJU72315
- 自由な音質設計
- 従来の半導体ボリュームは可変抵抗など機械式ボリュームと比べてチャンネル間ばらつきが小さい優位性がありますが、音質は内蔵のオペアンプに依存します。
NJU72315 / NJU72322は従来のアンプ内蔵構成ではなく、外付けアンプ構成のため、音質設計の自由度が向上しました。MUSESシリーズのオペアンプと組み合わせる事により、高音質のシステムが実現可能です。
- 従来の半導体ボリュームは可変抵抗など機械式ボリュームと比べてチャンネル間ばらつきが小さい優位性がありますが、音質は内蔵のオペアンプに依存します。


製品機能
品名 | NJU72315 | NJU72322 |
---|---|---|
回路数 | 2 | 2 |
内蔵オペアンプ | 非搭載 | 非搭載 |
動作電源電圧範囲 (アナログ/デジタル) |
±3.0 to ±5.5V +1.6V to +3.6V |
±10 to ±18V +3.0 to +5.5V |
ボリューム | 0 to -62dB 2.0dB step, Mute |
0 to -111.5dB 0.5dB step, Mute |
ゲイン※4 | - | +21 to 0dB 3dB step |
全高調波歪率※1 | 0.00016% | 0.00024% |
出力雑音電圧※1 | -124dBV (0.63μVrms) |
-118dBV (1.26μVrms) |
ゼロクロス検出回路※2 | √ | √ |
ソフトステップ回路※3 | √ | √ |
制御方式 | I2C | 3線シリアル |
同時使用可能数 | 2 | 2 |
パッケージ | WCSP16 1.9mm x 1.9mm x 0.41mm |
SSOP32 11mm x 7.6mm |
最小出荷単位 | 3,000pcs | 2,000pcs |
- ※1
組み合わせるアンプの特性に準拠、表内はローノイズオペアンプ使用時の一例
- ※2
ゼロクロス : 入力信号がGNDレベル(基準電圧)付近の小さい振幅時にボリュームを切り換えることにより、信号入力時の切り換えノイズを低減する機能
- ※3
ソフトステップ: ボリュームを最小ステップより細かいステップで切り換えることにより、切り換えノイズを低減する機能。
- ※4
ボリュームと組み合わせる事で、ゲイン側も0.5dBステップでの調整が可能
製品外観


アプリケーション
- 高級オーディオ機器
- プロ用オーディオ機器
- カーオーディオ機器
- ポータブルオーディオ機器
生産予定/参考価格
- 生産
- NJU72315 / NJU72322 : 生産中
- 参考価格
- NJU72315 : \400.-
- NJU72322 : \2,000.-
企業情報
- 会社名:新日本無線株式会社
- 所在地:東京都中央区日本橋横山町3番10号
- URL:https://www.nisshinbo-microdevices.co.jp/