ニュースリリース

IoT機器向け電源IC「RP516 / RP517 シリーズ」を発売
超低出力電圧、超低消費電流 降圧DC/DCコンバータ

2019年4月18日
リコー電子デバイス株式会社

リコー電子デバイス株式会社 (代表取締役社長:田路 悟) は、IoT機器向け超低出力電圧 (0.3 ~ 1.2 V)、超低消費電流 (Typ. 0.3 µA) 降圧DC/DCコンバータ「RP516/ RP517 シリーズ」を発売します。

IoT市場が拡大する中、センサー、マイコン、通信用IC等を搭載したIoT端末には、小型化と同時に、バッテリー長時間駆動の観点から低電圧化の要求も高まっています。

RP516/ RP517 シリーズは、出力電圧0.3 V ~ 1.2 V (0.1 V刻みで設定可能)、入力電圧1.8 V ~ 5.5 V、無負荷時の消費電流 Typ. 0.3 µAです。今後、ますます進んでいくと考えられる低電圧化の流れを超低消費で実現し、お客様のIoT機器の構築、電池長寿命化に貢献します。
出力電流はRP516 シリーズは100 mA*1、RP517 シリーズは300 mA*1となっています。

パッケージはWLCSP-8-P1の小型パッケージで高密度実装を可能にします。
またDFN(PLP)2527-10 (2019年7月サンプル出荷予定) 及び、SOT-89-5 (2019年9月サンプル出荷予定) パッケージも開発しており、今後幅広い用途にも対応していきます。

*1: 出力電流は、指定条件における参考値です。条件や外付け部品に依存します。

RP516
RP516 シリーズ (WLCSP-8-P1)

製品名 RP516/ RP517 シリーズ
サンプル価格 RP516 : 250円 / RP517 : 300円 (1,000個購入時の参考価格)
サンプル受注開始日 2019年4月18日
パッケージ WLCSP-8-P1 (1.45×1.48×0.4(max) mm)
DFN(PLP)2527-10 (2.50×2.70×0.6(max) mm) 開発中
SOT-89-5 (4.50×4.35×1.5 mm) 開発中
月産規模 200万個

※このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。

新製品RP516/ RP517 シリーズの主な特長

RP516/ RP517シリーズは、超低出力電圧と超低消費を実現したIoT機器向け降圧DC/DCコンバータです。

1. 超低出力電圧

出力電圧範囲は、0.3 V ~ 1.2 Vで0.1 V単位で設定可能です。

2. 超低消費電流

無負荷時の消費電流 Typ. 0.3 µA を実現し、IoT機器の長時間駆動に貢献します。

3. 広い入力電圧範囲

広い入力電圧範囲 (1.8 V ~ 5.5 V) により、コイン電池から次世代蓄電池やキャパシタ等の多様な電池に対応可能です。 また入力電圧1.8 Vまで動作可能でバッテリーの長時間駆動に大きく貢献します。

4. 小型パッケージ、省実装面積

WLCSP-8-P1 (1.45 × 1.48 × 0.4 (max) mm) 及び DFN(PLP)2527-10 (2.50 × 2.70 × 0.6 (max) mm) の小型パッケージを採用し、実装面積の省面積化に貢献します。またSOT-89-5 のパッケージも開発しており、今後幅広い用途にも対応していきます。

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お客様のIoTシステム構築をアシスト。ナノオーダーの低消費電流で電池の長寿命化を実現します。

リコー電子デバイスはCMOSアナログ技術を強みに、今後もIoT機器に低消費・低ノイズ・小型の半導体製品を提供し、お客様の競争⼒強化をサポートしてまいります。


| リコー電子デバイスについて |

リコーの半導体事業は1981年に株式会社リコーの一部門としてスタートし、外販も含めて30年以上に渡り事業展開を行ってきましたが、変化の激しい半導体業界で迅速な経営判断を行うために、2014年10月よりリコー電子デバイス株式会社として再スタートし、さらに2018年3月より日清紡ホールディングスの一員として更なる成長を目指しております。

当社は半導体デバイスの企画から開発・生産・販売・品質保証まで一貫した機能を保有し、CMOSアナログ技術をコアとして、携帯機器や車載・産機市場向けの小型・低消費電力・高耐圧・大電流の電源ICや小型で高精度なLi電池保護ICなどを提供し、お客様製品の付加価値向上に貢献しています。

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