「つなぐ」技術が
変える未来
私たちは音や光をはじめ、電流、温度、圧力、磁気など、フィジカル空間(現実空間)の物理データを電気信号に変え、サイバー空間(仮想空間)でそれらを「つなぐ」技術を持つ会社です。
今、世界ではあらゆる問題が起きています。「つなぐ」技術で課題を解決し、豊かでより良い未来へ変えていく━━。それを実現するのが、私たち日清紡マイクロデバイスです。
アプリケーションの広がり
私たちの手がける電子デバイス製品やマイクロ波製品は、自宅やオフィスだけでなく自動車や船舶、航空機、衛星などあらゆるフィールドで活躍の場を広げています。
体調の変化を「見える化」し
予防医療に生かす
高齢化社会が進み、ますます健康志向が高まるなかで、新たなヘルスケア領域としてICTを活用したデジタルヘルスケアサービスが注目されています。私たちは光半導体素子で、脈拍や血中の酸素飽和度を精密に測定し、体調の変化を「見える化」する生体センサーを開発しています。
気温・湿度や場所を選ぶことなく測定できる精密さ、ウェアラブル端末やスマホ向けツールへの組み込みに最適なコンパクトさ、スピーディーな製品開発を実現できる技術力で、誰でもどこにいても、自身の健康管理のお手伝いをしています。
今後も医療機器メーカー様のベストパートナーとして、ウェルネス社会を支えていきます。
変革期を迎える自動車の
安全な走行を下支えする
IoT時代と呼ばれる今、交通事故ゼロを目指した車の安全性向上や自動運転化が求められています。長年カーエレクトロニクスの発展に貢献してきた私たちは、車載用ICに高い信頼を得ています。自動車の基本的な機能を支える電子回路から衝突防止のためのセンサーまで、幅広い製品を開発し、自動車や部品メーカーへ提供しています。ニーズが高まっている自動運転では様々なセンサーからの信号を、正確に機器へ届けるために、当社のアナログ回路設計技術が欠かせません。人やものの移動をもっと快適に、そしてより安心・安全な自動車の開発に寄与しています。
製造現場の省人化や
品質向上に寄与する
産業を支える製造現場では、労働者不足による開発スピードの低下や後継者不足による技術伝承の難しさが課題になっています。アナログ回路設計技術を磨いてきた私たちは、産業機器向けの高性能なICを開発することで、製造業の課題解決に取り組んでいます。
たとえば、産業用ロボット。労働者不足の製造現場に欠かせない存在として、より正確でスピーディーな動作が求められます。これらを可能にするのが、私たちの光半導体や高精度オペアンプ等の製品群です。アームなどの可動部の動きを正確に検出することで、精密な動きを実現しています。今後はロボットの小型化など、高度化するニーズに応えながら、産業機器を進化させていきます。
場所を選ばず、だれでも便利な
通信インフラを拡大する
通信利用やネットワークのシームレス化が進むなかで、日常生活に欠かせない通信インフラのひとつが、衛星通信です。私たちが提供する衛星通信用コンポートネントは、店舗の在庫や企業の機密情報の管理、さらには船舶・飛行機での通信利用など、様々な通信環境をグローバルに支えています。
特にニーズが拡大しているのが、地上通信のインフラ設備が難しい離島や発展途上国での活用です。場所や土地を選ばないため、遠方とも円滑なコミュニケーションを可能にすることで、情報格差を生まない環境を整えています。
今後は小型化や低消費電力化など、さらなるニーズに応えていきます。
気候変動により激化する
自然災害へ備える
近年、気候変動や自然災害の多発など、不安要素は絶えません。しかし、いかなる状況でも人とものの安心・安全を確保するため、当社の技術力が生かされています。
当社は長年培ったマイクロ波技術を利用し、探知能力の高い気象レーダー用コンポーネント製品を提供しています。当社の製品が採用された気象レーダーが急な気象の変化を察知し、起こりうる災害を予測します。また、当社が提供する衛星通信用コンポーネント製品は、厳しい環境のなかでもメンテナンスフリーかつ長期的に使用できる堅牢さを実現し、安定した通信インフラを提供することで、災害時の命綱とも言える通信環境を実現しています。
新会社、日清紡マイクロデバイスが誕生!
2022年1月1日、旧新日本無線と、旧リコー電子デバイスが統合し、日清紡マイクロデバイスという、新しい会社が誕生しました。