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リセットIC (ボルテージディテクタ) を使用する際に注意することは?

ボルテージディテクタ使い方

リセットICの入力に抵抗を挿入する場合は、[ICの消費電流]×[抵抗値]の分だけ入力電圧が低下します。
また、検出状態から解除状態に切り替わるときに流れる貫通電流*1によって[貫通電流]×[抵抗値]の分だけ入力端子の電圧が低下し、この入力端子の電圧低下が解除電圧と検出電圧の差より大きいと、リセットICは再び検出状態になります。
入力の抵抗値が大きく、入力端子電圧の立ち上がりが解除電圧付近で緩やかな場合には、この動作を繰り返して出力が発振することがあります。

リセットICの入力に抵抗R1を挿入する場合(図A / 図B参照)は100kΩ以下を目安とし、0.1µF以上の入力コンデンサCINを入力端子/GND間に接続してください。 その上で、実際の使用条件で温度特性を含めた評価を行い、貫通電流が問題ないことを確認してください。

  • 図A

    図A

  • 図B

    図B

  • *1CMOS出力タイプでは、出力端子を充電する電流を含む。
  • *2コンデンサのバイアス依存性に注意してください。

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